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南アフリカ (SOUTH AFRICA)

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南アフリカ (SOUTH AFRICA) : 

公式国名、南アフリカ共和国(Republic of South Africa)。アフリカーンス語名は、カープスタット(Kaapstad)。面積、1,219,912平方`(日本の約3.2倍)。人口(2012年)、51,190,000人。人口密度、41人/平方`。2009年時点では4,932万人で急増している。アフリカ大陸最南端に位置し、東にスワジランドモザンビーク、北にジンバブエボツワナ、西にナミビアと国境を接し、レソトを四方から囲んでいる。

人種は、2009年の推計によると、黒人79.3%、白人9.1%、カラード(混血)9.0%、インド系(印僑)2.6%。言語は、英語、アフリカーンス語、バンツー諸語(ズールー語、ソト語ほか)の合計11の公用語があが、実質的に機能しているのは英語のみと言える。宗教、2001年の調査では、プロテスタント36.6%(ザイオニスト教会11.1%、ペンテコステ派8.2%、メソジスト6.8%、オランダ改革派6.7%、聖公会3.8%)、カトリック教会7.1%、その他のキリスト教36%、ムスリム1.5%、その他2.3%、不明1.4%、無宗教15.1%。

立法上の首都は、ケープタウン(行政上の首都は、プレトリア)であり、主要港の一つでもある。他の主要外港は、ダーバンポート・エリザベスなど。内陸主要都市に、ヨハネスブルグがある。

南西部は南大西洋に面し、南部から東部にかけてはインド洋に面するため2,500`という長い海岸線を有する。海岸平野は狭く、国土の大部分は標高1,200bの高原台地である。東部と南部の海岸は台地から急崖となって海へ落ち込んでいる。西部には小さな海岸平野がある。内陸はカルーKaroo)と呼ばれる広大な平坦地で、人口は少ない。北西部はナミブ砂漠の延長部である。南東部には標高3,000bを越える「ドラゲンスバーグ山脈」が連なる。国の最高地点はレソトとの国境にある標高3450bの「マハディ山」である。

気候は、西部は温帯の乾燥気候で、海岸は寒流のベンゲラ海流の影響を受けて気温はそれほど上がらない。南部は地中海性気候、東部は西岸海洋性気候で、海岸は高度も低く、暖流のモザンビーク海流が流れている為に暖かい。内陸部はサバナ気候である。

夏期は10月〜3月、冬期は5月〜8月である。地域による差はあるが、一年を通じて気候は比較的温暖で日照時間が長いが、海岸部以外は高地なため同緯度の国に比べやや気温は低い。国全体の平均気温は、冬が0〜15℃、夏が20〜40℃と差が大きい。南半球なので北に行くほど暑くなりそうだが、内陸部は高原地帯である為それほど暑くはならない。内陸高地の冬の気温は0℃以下になる事もあり、ドラケンスバーグ山脈のような高い山の山頂では降雪もある。

雨季は11月から3月。東と西で雨の降り方が大きく違う。東部は季節風の影響で夏に雨が降るが、南西の海岸は、移動性低気圧により冬に雨が多い。降雨量は東側から西側に行くにしたがって少なくなる。

農業は、柑橘類、その他の果物、小麦、砂糖、羊毛、皮革類。ワイン作りはケープタウン付近で特に盛んであり、多く輸出もされている。鉱物資源の宝庫でダイヤモンド、プラチナ、ウラン、鉄鉱石、石炭、銅、クロム、マンガン、石綿。豊富な鉱物資源を誇り、特に金は世界の産出量の半分を占める。この豊富な産金力を背景にクルーガーランド金貨を発行していたが、現在は限定品としてのみ僅かに販売されている。石油の産出は無い。

工業は食品加工、製鉄、化学、繊維、自動車等が盛んである。近年、ダイムラー・クライスラー(現ダイムラー)社が、ダーバン市内に自動車製造工場を建設し、メルセデス・ベンツの、特に右ハンドル仕様を製造している。これらの車両は南ア向けのみならず、多くが輸出に割り振られている。またBMW、フォルクスワーゲンや日産自動車なども輸出拠点として同国に工場を置いている。なお、これらの拠点は東海岸のポートエリザベスに多く存在している。

アパルトヘイト(アフリカーンス語で、「分離・隔離」の意)」廃止後に電力需要が急増したにもかかわらず発電所の建設が10年以上行われなかった為、2007年頃から電力不足が問題となっており、2008年1月には南アフリカ電力公社(ESKOM)は計画停電を実施し、当時資源高により好調だったプラチナ鉱山の操業が制限される事態となり、金やプラチナの相場を高騰させた。これを解消するためESKOMは近隣諸国からの送電や発電所の増設を計画しているが、電力不足は2015年頃までは解消されない見込みである。

1910年、イギリスの自治領、南アフリカ連邦が成立。1961年、連邦から独立、共和国となる。住民の約20%が白人で白人優位の極端な「アパルトヘイト」により南アフリカ共和国のかつての人種差別制度及び政策が行われていたが、1994年に、初代黒人大統領に成った黒人解放運動指導者「ネルソン・マンデラ」の開放運動により完全に廃止され民主主義が確立された。

アパルトヘイト撤廃により、黒人が雇用平等の権利は得たが、当時の労働力の中心であった青年層の黒人はアパルトヘイト時代に教育を受ける機会を得られなかった為、白人とは教育水準の差が有り過ぎて、炭坑労働など、雇用が不安定な業種にしか職を求める事ができなかった。更に鉱山は市況によって、炭鉱労働者の雇用または解雇を頻繁に行う為、黒人の失業率は白人と比べて非常に高かった。

撤廃後12年経過した頃から、教育を受ける世代が一巡しはじめ、白人・黒人間の失業率格差は縮小してきた。政府は、単純労働者からIT技術者の育成など技術労働者へ教育プログラムなどを用意し、国民のスキルアップに努めている。今後、失業率の問題は、数十あると言われる部族の部族格差を縮小させる様な政策が期待されているが、犯罪率も高く、多くの過激派組織も活動している点は否定できない。

また、パスポートなしで移民を受け入れる政策をとってからは、特に隣国の一つジンバブエからの移民が急増し、国内に住む黒人の失業率が増加する結果となり、大規模な移民排斥運動も起こり始めている。更に、黒人への優遇政策により、白人が押し出される格好にもなり、白人の失業率も上昇する事になった。2011年の国勢調査では失業率は29.8%となっている。

失業問題により、南アフリカでは急速に治安が悪化し、ヨハネスブルグをはじめとして南アフリカの都市では、殺人、強盗、強姦、強盗殺人、麻薬売買などの凶悪犯罪が昼夜を問わず多発している。殺人に限っては未遂を含め111.3件/10万人と日本の約110倍となっている。凶悪犯罪においても、軒並み世界平均件数と比べて異常に高い犯罪率となっている。

警察当局では治安改善を図る為、警察官の大量採用や防犯カメラの設置などの対策を実施しているが、依然として治安の悪い状態が続いている。近年では、強姦件数はわずかに減少傾向にあり、2011年の強姦報告件数は6万件強で、2008年の7万件よりは減った。

南アフリカの警察組織・警備会社は犯罪問題により、強力な武装化をしている場合が多い。また、南アフリカで活動する警備会社は9,000以上で、働く警備員の数は40万人と、警察官や国防軍の兵士よりも多いとされている。

南アフリカ共和国には、ユネスコの世界遺産に登録された文化遺産が4件、自然遺産が3件、複合遺産が1件ある。

◎『文化遺産』としては、 
『南アフリカの人類化石遺跡群』: 人類の進化の研究において、重要な化石人骨等が出土した遺跡群を対象とする世界遺産である。アウストラロピテクス・アフリカヌス(アフリカヌス猿人)パラントロプス・ロブストゥス(ロブストゥス猿人)など多数の人類化石が発見され、1999年に『スタークフォンテンの人類化石遺跡』『スワートクランズの人類化石遺跡』『クロムドライの人類化石遺跡』などを対象として「スワルトクランス、クロムドライおよび周辺地域の人類化石遺跡群」の名称で、登録され、2005年に『マカパン渓谷』と、『タウング頭骨化石遺跡』が追加登録された。現在の名称に変更されたのは2013年である。 ◆『ロベン島』: 西ケープ州ケープタウンから約12`沖合のテーブル湾にある島。1999年に登録されている。ロベンは「アザラシ」を意味するオランダ語。「監獄島」とも呼ばれハンセン病患者の隔離や政治犯の強制収容所が設置された。「ロベン島教会」をのぞき、現在政府が所管し、島全体を博物館として整備、刑務所の元囚人がガイドとして案内業務を行っている。 ◆『マプングブエの文化的景観』: 南アフリカ共和国にかって繁栄した都市。シャシ川とリンポポ川の合流点に位置し、現在のボツワナやジンバブエの一部をも支配したショナ王国の前身にあたる一集団が拠点としたことで、1050〜1270年に繁栄したと考えられている。2003年に登録されている。 ◆『リフタスフェルトの文化的・植物的景観』: 2007年に登録。北ケープ州にある、ごつごつとした峡谷や高い山々、目を見張る景観等に特徴付けられた山がちな砂漠地帯である。砂漠に覆われた平原から火山岩の岩山、ナミビア国境付近のオレンジ川沿いの緑地帯等、情景は様々に変わる。

◎『自然遺産』は、 
『イシマンガリソ湿地公園』: クワズール・ナタール州の東海岸にある自然保護区。ダーバンの北約275`にあたる。南アフリカでは3番目に大きな自然保護区で、北はモザンビーク国境から南はセント・ルシア河口の「マペラネ」まで、海岸線280`にわたって存在している。面積は3,280平方` の原生的な生態系の守られている地域で、1999年に登録され、2008年に改称された。 ◆『ケープ植物区系地方の保護地区群』: 2004年に登録。西ケープ州に帯状に分布する自然の灌木植生地域。主として地中海性気候の、冬に雨の多い海岸から山岳にかけての地域である。 ◆『フレデフォート・ドーム』: フリーステイト州にある世界最大の隕石衝突跡(クレーター)で、2005年登録された。現存する世界最古の隕石跡である。

◎『複合遺産』は、 
『マロティ=ドラケンスバーグ公園』: ドラケンスバーグ山脈の様々な自然保護区が、レソト国境に近いクワズール・ナタール州内に設定されており、これらはまとめてユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている。ラムサール条約登録対象となっている湿地などの自然環境と、サン人の残した洞窟壁画が多く残る文化的景観との両面が評価されたものである。当初の名称は、2000年に登録された「ウクハランバ / ドラケンスバーグの公園」だったが、2013年にレソトのセアラバセベ国立公園に範囲が拡大され、それに伴い名称も変更された。

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2017年03月15日 | 仕向地ミニ情報 | アフリカ一覧

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