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ミャンマー (MYANMAR)

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ミャンマー (MYANMAR) : 

公式国名、ミャンマー連邦(Union of Myanmar)。旧名、ビルマ連邦社会主義共和国(Socialist Republic of the Union of Burma)(1989年まで)。東南アジア、インドシナ半島北西部に位置する連邦共和制国家。面積、676,578平方`(日本の約1.7倍)。人口(2014年)、51,419,420人。人口密度、75人/平方`。首都はネピドー(旧首都は、ヤンゴン)。

インドシナ半島西部に位置し、西にバングラデシュ、北東に中華人民共和国、北西にインド、東にラオス、南東にタイと国境を接し、ミャンマー中央を流れるエーヤワディー川旧称イラワジ川)、サルウィン川、両川が北から南に流れイラワジ川流域以外は大部分が山地である。

地方行政区分は、7管区=タイン(ヤンゴン管区、エーヤワディ管区、ザガイン管区、タニンダーリ管区、バゴー管区、マグウェ管区、マンダレー管区)と7州=ピーネー(カチン州、カヤー州、カレン州、シャン州、チン州、モン州、ラカイン州)に分かれる。管区は、主にビルマ族が多く居住する地域の行政区分。州は、ビルマ族以外の少数民族が多く居住する地域となっている。

民族は、ビルマ族68%、シャン族9%、カレン族7%、ラカイン族3.5%、緬甸華人2.5%、モン族2%、カチン族1.5%、緬甸印僑1.25%、カヤー族0.75%、他4.5%。

言語は、ビルマ語が公用語である。他に、カレン族、カチン族、カヤー族、ラカイン族、チン族、モン族、ヤカイン族、シャン族、北東部に中国系のコーカン族などの少数民族がおり、独自の言語を持つ民族も多い。

宗教は、上座部仏教 90%、キリスト教 4% (バプテスト教会 3%、ローマ・カトリック教会 1%)、イスラム教 4%、精霊崇拝(信仰) 1%、その他(ヒンズー教など) 1%。

気候は、国土の大半が熱帯又は亜熱帯に属するが、気温や降水量は地域による差異が大きい。ベンガル湾やアンダマン海の沿海部は年間降水量が5,000_を越える有数の多雨地域で、典型的な熱帯モンスーン気候(Am)を示す。曇天が多く雨がよく降り、暑く湿度の高い夏(7〜9月)と、雲が少なく雨もあまり降らない温暖で湿度の低い気候の冬(12〜4月)に分かれる。

マンダレーやバガンが位置する内陸部は熱帯サバンナ気候(Aw)で、年間降水量が1,000_を下回る地域がある。また、シャン州、カチン州やチン州の山岳地帯では最寒月の平均気温が18℃を下回る地域があり、温暖冬期少雨気候(Cfw)に分類される。

ミャンマーの歴史は、有史以前、カンボジア地域のモン族、ヒマラヤ東部のモンゴル系ビルマ人、タイ族による三種族の移住から始まる。11世紀、パガン王朝が築かれ、1287年、元に侵略される。その後、250年間混乱が続き、16世紀中頃「トングー王国」が建国され、18世紀には「アラウンパヤ朝」となる。

1824年から三度に渡りイギリスに侵攻され、1886年、イギリス領インドに編入される。イギリスはインフラを整備、米の大輸出国として発展させた。同時に労働力の補充の為インド人と中国人が移入させられ人種が混合した。

1937年独立運動が芽生え、1941年、第二次世界大戦でアジアに侵攻した日本軍が介入し、バンコクで設立した「ビルマ独立義勇軍」に資金と武器援助、日本軍と共に「アウン・サン将軍」が義勇軍を率いてビルマに侵攻し翌年全土を奪還したが、その後、日本軍に義勇軍を解散させられ日本軍政下となる。

1943年、形ばかりの新政権を認めたが日本の弾圧は続き、1944年、反対勢力が「ファシスト打倒連盟(反ファシスト人民自由連盟)」を結成し、「アウン・サン将軍」の指導で1945年、反乱を起し、2ヶ月でラングーンを占領し、1948年に独立した。

1962年、「ネ・ウィン将軍」がクーデターを起し民主主義政府を倒し、「社会主義」を導入し、経済は停滞した。1987と88年にネ・ウィンの退陣を求め大規模なデモが起き、デモ隊と軍の衝突で6週間に3,000人が死亡した。ネ・ウィンは表舞台から姿を消し、幾人かの傀儡を任命し軍事クーデターを起した。

1990年、総選挙を行い軍事政権はあらゆる妨害工作を行ったが、「国民民主同盟(NLD)」に大敗した。にもかかわらず軍は当選したNLD党のリーダー達を拘束し、建国の父であるアウン・サン将軍の娘である民主化のリーダー「アウン・サン・スーチー」は1989年7月20日以来、自宅軟禁され、国際的非難をよそに軍事政権による社会主義体制が続いた。

2008年5月2日、隣国のバングラデシュとは異なりサイクロンの通過経路ではないはずの、ミャンマーに、80年ぶりといわれるサイクロン「ナルギス」がエーヤワディー川デルタ地帯に上陸し、死者・行方不明者138,366人という甚大な被害をもたらした。

2010年10月、国旗の新しいデザインを発表。11月には新憲法に基づく総選挙が実施される。また同月政府は、アウンサンスーチーは軟禁期限を迎えると発表し、その後軟禁が解除された。

2011年1月31日、ネピドーで総選挙後、初の連邦議会が開幕。3月30日「テイン・セイン」がミャンマー大統領に就任。軍事政権発足以来ミャンマーの最高決定機関であった「国家平和発展評議会(SPDC)」は解散し、権限が新政府に移譲された。これにより軍政に終止符が打たれた形となったが、新政府は軍関係者が多数を占めており、実質的な軍政支配が続くともみられた。

軟禁状態を解かれた「アウン・サン・スーチー」は、政治活動の再開をめぐり政府との軋轢もあったが、7月になり両者の対話が実現、国家の発展のため協力し合うことで合意。10月12日から、政治犯を含む受刑者6,359人が恩赦により釈放。11月4日、テイン・セイン大統領は、政党登録法の一部「服役囚に党員資格を与えないとした条項の削除」を承認。また2008年憲法の「順守」を「尊重する」に緩和した。

11月25日、アウンサンスーチー率いる「国民民主連盟(NLD)」は全国代表者会議を開き、長年認められなかった「政党(野党)」としての再登録を完了した。国会補選に参加することを決めた。

2015年11月8日、ミャンマー総選挙が実施され、NLDが圧勝。NLDは党首のアウンサンスーチーの大統領就任を要求したが、憲法の規定と軍の反対によってかなわず、次善の策としてアウンサンスーチーの側近の「ティンチョー」を自党の大統領候補に擁立し、2016年3月30日に上下両院合同の連邦議会でティンチョー新大統領の就任式が行われた。

ミャンマーで文民大統領が誕生するのは54年ぶりで、半世紀余に及んだ軍による統治が終結した。更に、NLD党首のアウンサンスーチーが国家顧問、外務大臣、大統領府大臣を兼任して政権の実権を握り、新政権は「事実上のアウンサンスーチー政権」と評されている。

ミャンマーには、ユネスコの世界遺産が1件ある。2014年に、かつてミャンマー(ビルマ)のエーヤワディー川流域に居住していたピュー族の城郭都市遺跡の内、「ハリン(Halin)」、「ベイッタノー(Beikthano)」、 「シュリークシェートラー(Sri Ksetra)」の3件が ◆『ピュー古代都市群』の名称で世界文化遺産リストに登録された。

その他、ミャンマーは世界遺産の暫定リスト(1996年)に §「バガンの考古地域と記念建造物群」、 §「マンダレーのコンバウン朝時代の木造僧院群」、 §「パダ=リンと関連洞窟群」、 §「上ミャンマーの古い都市群 : インワアマラプラサガインミングンマンダレー」、 §「ミャウーの考古地域と記念建造物群」、 §「インレー湖」、 §「モン族の都市群 : バゴーハンタワディ」の8件を登録している。

「バガンの考古地域と記念建造物群」は、1997年の第21回世界遺産委員会(ナポリ)で、決議されたことがあるが、軍事政権時代に建設されたゴルフ場をはじめとする周辺環境との兼ね合いが問題となり、登録されていない。

「ミャンマー」の風景はこちら

◎「ミャンマー」関連の情報として、
GTC-ASIAトピックス2013年1月10日: 「GTC ASIA、ミャンマー、ヤンゴンに現地法人設立」は、こちら

※≪『ミャンマーの宗教問題』: 長らく続いた軍事政権下では、宗教上の対立は表面化してこなかったが、2012年6月8日にはラカイン州でイスラム民族「ロヒンギャ族」と仏教徒との対立が激化し「ラカイン州暴動」が起きている。2013年3月20日にはメイッティーラでも死者が多数出る暴動や放火が発生し、政府により非常事態宣言が出されている。

ミャンマーのムスリム(イスラム教徒)の起源は一様ではなく、古くは1,000年ほど前に遡るところからの現在のバングラデシュを含むインド人漂流民、或は16世紀以降の諸王朝における戦争捕虜、新しいところでは19〜20世紀前半のイギリス植民地時代にインドから流入した労働者等、その事由は様々である。

宗教上の比率としては4%程度と低いものの、独自のコミュニティ形成等により、実際の存在感はこの数字以上、というのが一般的な見方である。また地域的には、とりわけラカイン州における比率が高く、同州内にはムスリムが多数派という町もある≫。

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2017年02月07日 | 仕向地ミニ情報 | アジア一覧

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