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ラオス (LAOS)

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ラオス (LAOS) : 

公式国名、ラオス人民民主共和国(Lao People's Democratic Republic)。東南アジア、インドシナ半島北東部の内陸国。面積、236,800平方`(日本の約63%、本州の約1.04倍)。人口(2015年)、6,911,544人。人口密度、29人/平方`。2008年の人口調査では、6,320,000人だったので、順調な増加を見せている。ASEAN加盟国、通貨はキープ。首都は、ビエンチャン(ヴィエンチャン)。

東南アジアの共和制国家で、ASEAN加盟10ヶ国中唯一海に面していない内陸国。国土の約70%は高原や山岳地帯である。北に中華人民共和国、西にミャンマー、東にベトナム、南にカンボジアタイと国境を接する。

言語はラオ語が公用語である。その他、各民族語が使われている。ラオ語とタイ語は同一言語に属する個別の地域変種の関係(それそれが互いに方言関係)にあるが、ラオスではタイからの影響力を遮断する為、ラオス語の独立性を強調する傾向にある。また、旧宗主国がフランスということもあってフランス語が広く通じる。

宗教は、上座部仏教が60%、アニミズムやその他の宗教が40%であるが、しばしば仏教とアニミズムが混同されて信仰されていることがある。その他ラオス南部ではキリスト教も信仰されている。西部国境近くをメコン川が流れる。住民の半数はラオ族で、カー族メオ族などの少数民族がいる。

国土の多くが山岳で占められており、隣国に比べて比較的森林資源が多く残っていた地域で原生林は、国土面積の6%程度。しかし、近年急激な森林破壊が問題となっている。国土面積の61%は二次林であり、その森林地帯でも多くの人々が生活している。最高峰は、標高2,817bの「プー・ビア(ビア山)」

メコン川はラオスを貫いて流れており、ミャンマーとタイとの国境をなしている。メコン川周辺には小さい平地が広がっている。東はアンナン山脈の分水嶺が国境となっている。また、人や物が行き来する水運にも利用されている。ビエンチャンと雲南・景洪(中国ラオスとの国境にある)との間で物産を満載した船が行き来し、大切な交通路となっている。

メコン川の乾季と雨季の水位の差は、ヴィエンチャンで10bを超える事もある。乾季のおわりの4月頃には最低の水位になり、小さな支流では水がほとんどなくなり、メコン川本流でも驚くほど水位が下がってしまう。しかし、5月の雨季と共に水量が増し、8〜9月には自然堤防を越えるほどの水量になり、低地を水で覆うほどになる。雨季に洪水になる底土の後背地からの栄養塩類を受け藻類やプランクトン等が多く発生し、草食性・プランクトン食性の魚の藻場になる為、魚類が多く、漁場になっている。

ラオスの気候はモンスーンの影響で明瞭な雨期と乾期があり、大まかに言って5月〜11月にかけては雨期、乾期がその後4月まで続く。

主要産業は農業であり、人口の78%が従事しGDPの41%を占める。稲作は、平野部で行われる水田水稲作と山地の斜面を利用した焼畑陸稲作とに大きく分けられる。水田は、小規模な井堰で灌漑し、親から子へと相続し、人々はそこに定着している。焼畑は太陽エネルギーと水循環がもたらす森林植生回復力に依存した農業である為、土地への執着は少なく、集落内外での移住を人々はいとわない。近年は、現金収入を得やすいパラゴムノキの栽培をする地域が現れている。

また、メコン川流域は降雨量に恵まれ、土壌が肥沃なため葉菜類の栽培も多い。パクセー市郊外のボロベン高原は良質なコーヒー、キャベツ、ジャガイモの産地であり、コーヒーはラオス最大の輸出農作物である。近年まで農薬や肥料の使用がされて来なかった事から、無農薬栽培の作物を育てて輸出する動きもある。

鉱業資源は未開発な段階にある。例えば、肥料の原料などに利用できるカリ岩塩の大規模な鉱床が発見されており、面積は30平方`に及ぶ。スズ鉱床の埋蔵量は100億dに及ぶと見積もられている。アンチモン、イオウ、金、タングステン、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンの鉱床も発見されているが、険しい山脈が縦横に広がる国土、未整備な交通インフラ等の為、2003年時点では、石炭(29万d)、スズ(300d)、塩(5,000d)に留まっている。唯一開発が進んでいるのは宝石であり、1991年にはサファイアの生産量が35,000カラットに達した。

メコン川は大型船も航行できる川幅はあるが、ラオス南部にコーンパペンの滝群があるため、外海から遡上できない。以上の条件により、原料の輸入や製品の輸出にはコストがかかり、安価な労働力を生かして工場を誘致するという、東南アジア各国が行ってきた手法をとることは難しい。その為、近代的な設備を備えた大きな工場は、ビールや清涼飲料水等を生産する国営のメーカー「ビア・ラオ」が目立つ程度である。ラオスの酒といえば、米を原料とする焼酎ラオ・ラーオがあるが、生産は家内制手工業レベルにとどまる。伝統的な織物も名高いが、多くは農家の女性たちの副業として手作業により作られている。市場に並ぶ工業製品の大半はタイ製か中国製である。

ラオスの地は長く、「タイ人(シャン族、シャム族、ラオ族を含む)」の移住者と「モン族」、「ミエン族」等の高地民族によって支配されていた。「フビライ・ハーン」による中国南西部の侵略の後、13世紀に最初のラオスの公国が確立。14世紀中頃、ルアン・プラバンに「ランサン王国」が樹立。17世紀、ルアン・プラバンを中心に3つの王国に分裂。18世紀後半、大部分が「タイ(シャム)」に支配され、「ベトナム」の圧力も受けた。

1820年代、タイを攻撃したが、逆に敗れ支配下に入った。19世紀後半には、ベトナムのトンキン・アンナン地域に、フランス領インドシナが作られ、タイはラオス全てをフランスに譲渡。第二次世界大戦中、日本軍が占領。戦後、レジスタンスグループ「ラオ・イサラ(Lao Issara/自由ラオス)」は、臨時政府を「ビエンチャン」に樹立したが、1946年フランス軍に制圧され、フランス領に戻った。

1950年、「ネオ・ラオ・イサラ(自由ラオス戦線)」が結成され、対フランス闘争を行い1953年、ラオス王国が完全独立。しかし、政府内の闘争が始まり、ネオ・ラオ・イサラは「パテト・ラオ(ラオス愛国戦線)」と改名。1957年、政府とパテト・ラオの連合政府を樹立したが、1958年、政権がパテト・ラオを弾圧した為、内戦化。

1960年、中立派のプーマによる政権が樹立されたが、分裂。1962年、3派連合の政府ができたが、翌年、「ビエンチャン王党派」と「パテト・ラオ」とで内戦が再発、戦闘が激化。パテト・ラオは北ベトナムと協力していた為、ベトナム戦争中のアメリカが、1964年ラオス東部のホーチミンルートを攻撃。1973年、停戦協議が行われ、1974年、連立政府が樹立されたが、1975年、ベトナムでサイゴンが陥落すると、大部分の王党派はフランスへ亡命。

パテト・ラオは平和的に権力を掌握し、1975年、ラオス人民民主共和国が建国。1975年以来、政府は社会主義路線をたどり企業を国営化し、私営企業は閉鎖されていたが、1986年のソ連のペレストロイカの影響を受け、ラオスでもチンタナカーン・マイ(新思考)と呼ばれる市場経済導入が図られた。ソ連崩壊後の1989年、規制を緩和し、小規模ではあるが、市場経済へ移行している。

ラオスは、共産主義政権樹立以降ほぼ鎖国状態にあったが、チンタナカーン・マイ以降自由化と開放が進み、政府がラオス観光年を設定しプロモーションを行って観光産業の育成に努力した結果、観光産業が急速に発達した。2つの世界文化遺産や、ジャール平原、多くの仏教寺院などが年間300万人を超える外国観光客を呼び、外貨獲得の大きな産業となっている。

また、プロモーションの為、日本では2007年、東京・代々木公園でラオスの魅力を紹介する第1回ラオスフェスティバルが開催されて以降、毎年開催されている。

ラオスには、次のユネスコの世界(文化)遺産が、2件ある。 ◆『ルアン・パバンの町』: ルアンパバーン(パバーン仏の都の意)の旧市街地の事で、メコン河とカーン川の合流点にある。1995年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。かつて「ラーンサーン王国」と「ルアンパバーン王国」の首都として機能してきた重要な町であったため歴史的に価値があり美しい建造物が多い。後に仏領インドシナの一部になった後も重要な地方都市として機能し続けた。現在でも美しい町並みのみならず、北部の経済の中心である。 ◆『チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群』: チャンパーサック県・チャンパーサック郡のカオ山の麓にある「ワット・プー(ヒンドゥー寺院の廃墟。元々は城であったが、ラーオ族が寺院にした)」とその周辺を取り巻く遺跡群の総称である。チャムパーサック県の一部(390平方`)が2001年12月ユネスコの世界遺産(文化遺産区域、チャムパーサック遺産・文化的景観保護区域)に登録されている。考古学的遺跡と自然景観が組み合わされた遺産である。

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2017年01月23日 | 仕向地ミニ情報 | アジア一覧

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