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ポルトガル (PORTUGAL)

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ポルトガル(PORTUGAL): 

公式国名、ポルトガル共和国(Portuguese Republic)。西ヨーロッパのイベリア半島西端に位置する共和制国家である。面積、91,985平方`(アゾレス、マデイラ両諸島を含む)。日本の約1/4)。人口(2009年)、1,064万人。人種、ポルトガル人(ケルトイベリア人)99%。言語、ポルトガル語(公用語)。宗教、カトリック94%、プロテスタント。首都は「リスボン」

かつては、ヨーロッパ主導の大航海時代の先駆者であった。その為、ヨーロッパで最初に日本や中国など東アジアとの接触を持った国家である。室町末期から江戸初期にかけて日本との交易があり、キリシタン文化など、わが国に大きな影響を及ぼした。

2000年時点の都市人口率は53%と、ヨーロッパ諸国としては例外的に低い為、大都市が少ない。2004年の調査による上位10都市の各人口は、@リスボン564,657人、Aポルト263,131人、Bヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア178,255人、Cアマドーラ175,872人、Dブラガ109,460人、Eアルマーダ101,500人、Fコインブラ101,069人、Gフンシャル100,526人、Hセトゥーバル89,303人、Iアグアルヴァ・カセーン81,845人である。

ポルトガルはユーラシア大陸最西端の国家であり、東にスペインと国境を接し、国境線の総延長は1,214`に及ぶ。西と南は大西洋に面している。ヨーロッパ大陸部以外にも、大西洋上に「アソーレス諸島」と「マデイラ諸島」を領有している。北部は起伏の多い山岳地で南下するにつれて緩やかな台地性の平原となる。西部の大西洋岸には海岸平野がひらけ、海岸には潟湖や砂丘が多い。

本土は北大西洋に面しているものの、ケッペンの気候区分では、地中海性気候に属する。地域差は大きく、季節の変化も著しい。大西洋岸には寒流のカナリア海流が北から南に流れており、緯度のわりに気温は低く寒暖の差が小さい。夏は涼しく、冬は降雪を含み、雨が多い。年間降水量は1,200〜1,500_である。中部の冬期は北部と似ているが、夏期の気温が上がる。年間降水量は500〜700_である。南部は典型的な地中海性気候である。そのため、夏季の雨量が少なく年間降水量は500_を下回る。ほとんどの地域で、夏季の気温は20℃を超え、冬季は10℃まで下がる。

長く植民地からの搾取に頼っていたので、産業はあまり発展していない。農産物では、ワイン、コルク、オリーブなどが生産され、水産業も盛んであるが、食糧の半分を輸入している。工業は小規模な重化学工業がおこなわれていて、革命後国有化した基幹産業の民営化を進めている。繊維、食品加工などは中小企業が多い。

紀元前2世紀「ローマ帝国」の属州となり、ルシタニアと呼ばれた。1147年「ポルトガル王国」が成立。近世初頭には海外に発展し、大植民地帝国として栄えた。1580〜1640年スペインに合併され「ナポレオン戦争」や、植民地の独立等で衰え、1910年の革命で「ポルトガル共和国」となった。

1914年に「第一次世界大戦」が勃発すると、1916年にドイツ帝国に宣戦布告したが、食糧危機などの社会不安をもたらしただけで終戦後も政治不安は続いた。幾度かのクーデターと内閣崩壊を繰り返した後、1926年のクーデターで、軍事政権が成立し、政治不安には終止符が打たれ、経済の再建に成功し、世界恐慌をも乗り切ると、1932年に首相に就任した「サラザール」の独裁政権となった。

第二次世界大戦後、西側諸国との友好政策で1950年代は経済が安定した。しかし、独裁体制に対する野党の反対、学生や労働者による反サラザール運動が激化したが、これらを徹底的に弾圧した。また、アフリカの植民地維持の戦争を続け、植民地とポルトガル双方に大きな傷跡を残す激しいゲリラ戦争が繰り広げられた。1961年にアンゴラ独立戦争が始まり、インドでも植民地にインド軍が侵攻し、ゴア、ディウ、ダマンを喪失した。ギニアとモザンビークでも1963年にギニア・ビサウ独立戦争が始まり、1964年にはモザンビーク独立戦争が始まった。

1968年にも、学生運動が激化し、軍内でも戦争への懐疑が芽生え、1973年にはポルトガル領ギニアで中堅将校を中心に「大尉運動」が結成され、翌1974年3月に全軍を包括する「国軍運動(MFA)」に再編された。4月25日未明、国軍運動の実戦部隊が突如反旗を翻し、反乱軍に民衆が加わり独裁体制を打倒し、無血の「カーネーション革命」が達成された。

革命後民主化が進み、革命評議会体制が確立された。急進的な農地改革や大企業の国有化が実現されたが、1975年に社会党と共産党の対立が深まり、1975年11月までに共産党系の軍人が失脚し革命は穏健路線に向かった。一方、1975年中にマカオ以外の植民地を全面的に喪失し、アフリカ入植者が本国に帰還した。

政局は左派の社会党と右派の社会民主党を中心とした二大政党制が軸となり、1985年の議会選挙では社会民主党が第一党となり「アニーバル・カヴァコ・シルヴァ」が首相に就任、翌年1986年1月の大統領選挙では社会党の「マリオ・ソアレス」が勝利し、左派の大統領と右派の首相が併存する「コアビタシオン体制」が成立した。1987年には急進的な憲法が改正され、EC加盟が追い風となって1980年代後半は高い経済成長が実現され、更に国営企業の民営化も進んだ。

1990年代に入り経済が失速した事を受けてコアビタシオンは崩壊したが、社会党政権の下では1998年の「リスボン万国博覧会」に伴う経済ブームや民営化政策の進展により1995〜2000年までに年平均3.5%と高度な経済成長を達成し、同時に社会民主党政権が放置していた貧困問題にも一定の対策が立てられた。「ヨーロッパ連合(EU)」の始動に伴い、1999年に欧州統一通貨ユーロが導入された。

ポルトガルの風景はこちら

ポルトガル国内には、ユネスコの世界遺産に登録された文化遺産が14件、自然遺産が1件存在する。

◎『文化遺産』: ◆「アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの中心地区」: アングラ・ド・エロイズモは、アゾレス諸島で第3の島である「テルセイラ島」の南西部を占める都市で、その中心街が1983年に登録された。 §「アゾレス(アソーレス)諸島」: ポルトガルの西方の大西洋上にある火山群島、ポルトガルに属し、おもな9島からなる。パイナップル、茶、タバコなどを産する。「アゾレス諸島」の風景はこちら 
「アゾレス諸島」:

「テルセイラ島」:

「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」: §『ジェロニモス修道院』は、リスボンの「ベレン地区」にあるマヌエル様式の最高傑作で、大航海時代の富をつぎ込んで建築された修道院。 §『ベレンの塔』とは、同じベレン地区にあるマヌエル様式の塔で、「テージョ川」の船の出入りを監視する為の要塞として、16世紀に「ヴァスコ・ダ・ガマ」の世界一周の偉業を記念して建てられた。1983年に登録。 ◆「バターリャ修道院」: レイリア地方の都市で「バターリャ」にあるドミニコ修道会の修道院。ポルトガルにおける後期ゴシック建築の傑作で、マヌエル様式も用いられている。切妻屋根、尖塔と小尖塔、控え壁によって多くの人々を驚嘆させる、ポルトガルの独立を象徴する建築物であり、1983年に登録された。 ◆「トマールのキリスト教修道院」: トマールにある修道院で、12世紀に「テンプル騎士団」によって建設され、14世紀に解散命令を受け、大航海時代を支え、ポルトガル海上帝国の礎を築いた事で有名な「キリスト騎士団」へ改編された後もこの修道院を管理した。1983年に登録。 ◆「エヴォラ歴史地区」: ポルトガル南東部「アレンテージョ地方」にあるスペイン国境に近い町。ローマ帝国時代からこの地方の中心地として栄え、ルネサンス時代には、大学もおかれた学芸の都でもある。1986年に登録。 ◆「アルコバッサ修道院」: ポルトガル中部レイリーア県アルコバーサにあるシトー会修道院。ポルトガル最古のゴシック様式をもつ教会をはじめ中世の建築群がそのまま残り、1989年に登録された。 ◆「シントラの文化的景観」: リスボンに隣接する都市で、市街地には約2万7千人が居住している。1995年に登録。ムーア人が築いた城の跡や、ポルトガル王室の夏の離宮など、様々な年代の文化財が集積しており、有名な観光地で、ユーラシア大陸最西端の「ロカ岬」への観光の拠点でもある。 ◆「ポルト歴史地区」: ポルトガル北部の港湾都市で、リスボンに次ぐポルトガル第二の都市。同国屈指の世界都市であり、ポルト都市圏にある歴史地区が、1996年に登録された。 ◆「コア渓谷とシエガ・ベルデの先史時代の岩絵遺跡群」: 1998年に、ポルトガルで最大級の遺跡であるコア渓谷の先史時代の岩絵遺跡群が登録され、2010年にシエガ・ベルデが拡大登録された。 ◆「アルト・ドウロ・ワイン生産地域」: 2000年に登録。ドウロ川の上流に位置し、自然環境を上手に生かしたブドウの段々畑で、段々畑を支える石壁の総延長は、数万`に及ぶ。産出されるワインは、ポート・ワインとして世界的に有名である。 ◆「ギマランイス歴史地区」: ポルトガル北西部・ブラガ県にあるで「ポルトガル発祥の地」と称される地方都市で、2001年に登録。 ◆「ピコ島のブドウ畑文化の景観」: アゾレス諸島のサンジョルジェ島から南に17.5`、ファイアル島から西に7`に位置する火山島にある景観が2004年に登録された。産するワインは、ピコ・ワインとして政府の原産地統制品で、優れた品質で知られる。 ◆「国境守備隊駐屯都市エルヴァスとその防衛施設群」: エルヴァスは、リスボンから東約230`に位置し、スペインとの国境近くの都市で、2012年に登録された。主な施設は、 §『エルヴァシュ城』: 13世紀、ローマの要塞跡に建設された。レコンキスタ後の15世紀に拡張された。 §『サンタ・ルジーア要塞』: エルヴァス南部にある要塞。 §『グラーサ要塞』: エルヴァス北部にある要塞。 §『ノサ・セニョーラ・ダ・コンソラサオン教会』 16世紀に建設されたルネサンス建築の教会。 §『ノサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン教会』: かつてはゴシック建築、後にマヌエル様式に改築された教会。 §『アモレイラの水道橋』: エルヴァスに水を供給するイベリア半島最大の水道橋。 ◆「コインブラ大学 - アルタとソフィア」: 2013年に登録。1290年にポルトガル王ディニス1世によって設立され、ヴァチカンからストゥディウム・ゲネラーレの認定を受けている。ヨーロッパにおいても非常に長い歴史を持つ大学のひとつである。

◎『自然遺産』: ◆「マデイラ島の照葉樹林」:アフリカ北西岸沖にある白ワインで有名なポルトガル領・マデイラ諸島の主島・マデイラ島に分布する照葉樹林原生林で、1999年に登録されている。氷河気候が卓越した中で照葉樹林がほとんど残らなかった。大西洋周縁の照葉樹林原生林としても非常に重要。「マデイラ諸島」の風景はこちら
「マデイラ諸島」:

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2014年02月25日 | 仕向地ミニ情報 | ヨーロッパ一覧

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