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ニュージーランド (NEW ZEALAND)

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ニュージーランド (NEW ZEALAND) : 

南太平洋の南西部、オーストラリアの南東方にある南西太平洋のポリネシアに位置する立憲君主国。元首はイギリス国王。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国である。面積、268,680平方`(日本の面積の約3/4)。人口(2012年)、4,445,436人。人口密度、16.5人/平方`。人種、イギリス人・ヨーロッパ人が86%、原住民はマオリ族(約52万6千人)で14.5%(1996年調査)。言語、英語、マオリ語(いずれも公用語)。宗教、英国国教会24%、長老派18%、カトリック15%、メソジスト派5%、バプティスト2%、無宗教26%、等(1996年国勢調査)。1世帯当りの敷地面積は約500平方b、住宅床面積は約200平方bである。首都、「ウエリントン」

ニュージーランド国王を元首とするニュージーランド王領はこれらの領土、自治領、自由連合国家、属領によって構成されている。

地方行政は、16地方に分かれ地方名と主要都市は、 ◆北島には、「ノースランド」、「オークランド」、「ワイカト」、「ベイ・オブ・プレンティ」、「ギズボーン」、 「ホークスベイ」、「タラナキ」、「マナワツ・ワンガヌイ」、「ウエリントン」の9地方があり、 ◆南島に、「タスマン」、「ネルソン」、「マールボロ」、「ウェストコースト」、「カンタベリー」、「オタゴ」、「サウスランド」の7地方がある。 ◆特別領として、「チャタム諸島 (南島クライストチャーチの東方約1,000`の太平洋上の島)」がある。 その他に、◆海外領土として、「トケラウ (Tokelau)自治領」、「自由連合・クック諸島」、「自由連合・ニウエ」の3ヶ所ある。 また、◆南極条約により棚上げされているが、1957年に「南極ロス海周辺をロス海属領 (Ross Dependency) 」としてその領有を主張している。

島国であり、北島と南島の2つの主要な島を中心とした、多くの小さな島々からなる。北西に2千`離れてオーストラリア大陸と対する。南方の南極大陸とは2千6百`離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。環太平洋造山帯に属し、北島は火山があり丘陵性の地形。南島は高峻な等「サザン・アルプス山脈」があり、氷河、氷河湖、フィヨルドがみられる。国土の75%は標高200b以上で高原が多い。

気候はほぼ全土が西岸海洋性気候に含まれ、夏は涼しく、冬の強烈な寒波もない。年較差が小さく降雨も年間を通じて平均している。降水量は偏西風のあたる西海岸に多い。1年を通して温暖な気候であるが、北島・南島ともに多くのスキー場があり、世界中からスキーヤーが訪れる。南半球の地理的、気候的な条件も好まれ、世界各国のスキー連盟の冬季強化合宿地に選ばれている。

経済は、第1〜3次産業が存在し、農業は、豊かな国土と地形から盛ん。特に酪農、畜産が盛んに行われ、およそ3割の輸出品目は農産品(乳製品19.5%、食肉13.8%(数字は2007年))で占められる。近年では、国際市場での価格上昇を受け乳製品の輸出が好調。畜産を廃業し酪農へ進出する農家が増加傾向にある。人口の10倍以上家畜が多い為、国際的にも異色の地球温暖化対策を進める動きが出ている。羊や牛のげっぷ・おならに含まれるメタンガスを抑制するというもので、農家からは反発もある。

林業、森林業が大変盛んで、対外輸出も好調。2006年度は、およそ31億5千万NZjを輸出し、全輸出額の10%を占める。主な輸出先はオーストラリア、日本、アメリカ、中国等。ラジアータパイン(ニュージーランド松)が主力林。木板、繊維板(MDF)の需要が高くい。

第2次産業の鉱業は小規模である。有機鉱物資源では、亜炭(20万d、2002年)、石炭(371万d)、原油(150万d)、天然ガス(244千兆ジュール)が採掘されているが、ほぼ国内需要している。高低差の大きな地形を生かした水力発電が国内の総発電量の54%を占めている為、有機鉱物資源の輸入量を抑える事に成功している。例えば原油が総輸入額に占める割合は6%に過ぎない。

金属鉱物資源では、金(9.8d)、銀(32d)、鉄鉱(45万d)が目立つ。金の採掘はニュージーランドへ移民を引き付けた最初の要因であった。1860年代に金が発見されると、一気にヨーロッパ系の人口が倍増し、主要輸出品目となった程である。

第3次産業の観光も盛んで、年間240万人以上の旅行者が訪れる観光立国である。海外からの観光客による観光収入は63億7千万NZドル、国内の観光客による観光収入は74億6千万NZj、観光収入はGDPの13%を占める。広大な自然地形と「ロード・オブ・ザ・リング」に代表される映画、環境産業が観光客の増加に貢献。ニュージーランド政府観光局はアジア、北米、ヨーロッパで広範囲な観光誘致活動を行っている。日本からニュージーランドへは、成田空港や関西空港から「ニュージーランド航空」が直行便を運行している他、シンガポール香港バンコク等から経由便を利用して入国できる。

9世紀頃、ポリネシア人開拓者が島々にやってきていて、彼らの子孫は 「マオリ人」と呼ばれ、ニュージーランドの東のチャタム諸島に行った子孫は「モリオリ人」と呼ばれている。マオリ人はニュージーランド北南島(特に北島)を「アオテアロア(長い白い雲の土地)」と呼んでいた。

ヨーロッパ人として初めてこれらの島を発見したのは、オランダ人「アベル・ヤンスゾーン・タスマン」で、1642年に南島と北島の西海岸に投錨。1643年に「ヘンドリック・ブラウエル」によって改めて調査され、オランダのゼーラント州 (Zeeland) に因み、ラテン語で "Nova Zeelandia"(「新しい海の土地」という意味。英語の "New Sealand" にあたる)と名付けた。

タスマンが訪れてから100年以上たった後、イギリスの海軍士官、海洋探検家の「ジェームズ・クック」が1769〜1770年に訪れた時に、英語で "New Zealand" と呼んだ。ジェームズ・クックはその後の第2次・第3次航海でもニュージーランドを訪れ、島全体および周辺の調査を行った。この調査の結果、ヨーロッパ人の捕鯨遠征が始まり、その後、イギリスを始めヨーロッパ各地からの移民流入が始まった。

1830年代前半に、ロンドンで植民地会社が組織されると、移民は更に増加し、1840年、イギリスは、先住民族マオリとの間に「ワイタンギ条約」を締結し、イギリス直轄植民地とした。1860年代には、入植者とマオリ族との間で土地所有をめぐり緊張が高まり、1843年と1872年の2度に渡って戦争が勃発したが鎮圧された。19世紀後半になると工業化が進んだ。

1907年、イギリス連邦内の自治領となり、事実上独立。1931年にイギリス議会は、「ウェストミンスター憲章」を定め、自治領の独立を認めたが、「ニュージーランド議会」が独立を決断したのは第二次世界大戦を挟んだ1947年だった。また、第二次世界大戦では連合国側に立って参戦した。

戦後、イギリスを主な貿易相手国とする農産物輸出国として発展し、世界に先駆け高福祉国家となる。しかし、1970年代に経済が悪化し、農業補助政策を維持する一方、鉱工業開発政策を開始する等財政政策を行うもいずれも失敗し、財政状態は更に悪化した。

1984年、労働党が政権を勝ち取ると、「国民の支持が得られなくともやるべきことは断行する」との固い決意のもと、政権主導の改革を押し進めた。改革は「ロジャーノミクス」と呼ばれる経済改革につながる。国営企業(電信電話、鉄道、航空、発電、国有林、金融など)が民営化され、その多くが外国資本に売却された。大学や国立研究所は法人化された。

外資に門戸を開き、許認可を極力なくし、官僚の数は半減された。これらの改革はライバルの国民党が政権を奪還しても受け継がれ、きわめて規制の少ない国になった。反面一連の改革は医療崩壊等様々なデメリットも招いたと指摘されている。

1990年代後半からとりわけ環境問題、自然保護政策に重点を置き、外資に売却した鉄道会社を再購入するなど地球温暖化対策に積極的な姿勢を示している。国内各地でエコツーリズムを開催するなど観光政策と自然保護政策の両立を目指している。また、映画産業の成長により広大な自然地形はロケーション撮影地として映画産業、海外メディアにも広く利用されニュージーランドの広報活動にも貢献している。

ニュージーランド政府の行政府の長は首相である。総選挙で最も多くの議席を獲得した政党の党首を、ニュージーランド王国の国王(イギリス国王と同一人物)が任命する事になっており、実際にはニュージーランド総督が国王の職務を代行し任命する。2011年11月26日の総選挙では、与党国民党は暫定定数121中60議席を獲得し、単独過半数に届かなかったが第1党を維持し、「ジョン・キー」首相は2期目に入った。

ニュージーランドには、ユネスコに登録された世界遺産は、「自然遺産」が2件、複合遺産」が1件存在する。

◎「自然遺産」としては、 ◆『テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド』: 1990年登録。テ・ワヒポウナムは、マオリ語で「グリーンストーン(翡翠)の産地」の意味。公園内には「クック山」など大きな山が広がり、サザン・アルプス山脈を形成し壮大な光景が広がる。また海岸部には1万4千年前の氷河期に形成されたフィヨルド「ミルフォード・サウンド」がある。氷河期からほとんど変化を見せていない固有の種や、肉食のカタツムリなど非常に興味深い側面を持つ自然地帯でもある。 ◆『ニュージーランドの亜南極諸島』: 1998年登録。南極に近い島嶼部からなる。生物の種類が豊富で非常に密である。特に野鳥類は海鳥40種をふくむ126種が観測されている。南緯40度付近にあり、南極からの寒流と太平洋からの暖流がぶつかり合い、天候の安定しない場所な為、別名「ほえる40度」と呼ばれている。度々、暴風雨に襲われる厳しい自然環境下にある。生態系を維持する為、人の立ち入りは厳しく制限されている。

◎「複合遺産」は、 ◆『トンガリロ国立公園』: ニュージーランドの北島にある、山岳地帯を保護する目的で1894年に設定された同国初の国立公園である。山頂にクレーター湖を持つ最高峰「ルアペフ山(2,797b)」や、富士山に似た稜線を持つ「ナウルホエ山(2,291 b)」等の活火山や死火山が広がる795平方`の広さを持つ。「トンガリロ山(1,967b)」には、エメラルド色に輝く火山湖「エメラルド湖」がある。これら三峰は、「マオリ族」古来の聖地で信仰対象でもあった。1887年、当時のマオリ族の首長が、ニュージーランド政府に2,630fの土地を寄付した事が、国立公園の成立の始まりである。国立公園の拡大は、1907年、1922年、1953年、1962年、1975年と継続され、現在に至っている。マオリ族の文化との結びつきが考慮され、文化と自然の複合遺産として1990年に登録された。 

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2014年04月07日 | 仕向地ミニ情報 | オセアニア・太平洋一覧

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